TikTok流行語大賞になかねかなの「モテすぎて草誘ってて森」が選出
動画アプリ、TikTokは8日、都内で2021年に流行したワードや楽曲を決める「TikTok流行語大賞2021」の各賞を発表し、大賞には女優や歌手として活躍する、なかねかな(26)の「モテすぎて草誘ってて森」が選ばれた。
ギターのコード4つを使った楽曲で“TikTokあるある”などを歌った動画が話題を呼び、なかねはこれをきっかけにメジャーデビュー。この歌をカバーした多種多様な投稿もブームとなった。草とは「笑い」を表現した若者言葉で、ネット上ではアルファベットの「w」で表現されることもある。この草を超えた笑いの意味合いとして「森」も使われるようになった。
各部門賞にも個性的な言葉が並んだ。チャレンジ部門賞に選ばれたのは人気TikToker、マツダ家の日常の「いやヤバイでしょ」。「いやヤバイでしょって話だよね!」のフレーズから始まる独特なラップが特徴で、同音源を使った動画の総再生回数は28億回を超えるなど大ブームとなった。
コトバ部門賞には「超チルなラッパー」が選ばれた。チルは、のんびりと落ち着き、リラックスしている状態を指す言葉。もともとJKネタや女子あるあるなどの投稿をしていたTikTokerのとびばこがユーザーからの「受験生辞めたい」という質問に答える形で「えー、あっしの夢っすかー? 超チルなラッパー!」と面白く返答した動画が話題となり、広まっていった。元ネタ動画の再生回数は700万回を超え、関連動画の累計再生回数は約2億回にものぼった。チルは若者の間で「チルする」「チルい」などと使われることもある。
このほかミュージック部門賞には「ヨワネハキ」が選ばれた。数々のアーティストのコラボ曲などを生み出しているMAISONdes(メゾンデ)が発表した楽曲で、21歳の現役大学生であること以外は素性を明かしていないシンガー・ソングライター、和ぬかが作詞し、歌唱は20歳のシンガー・ソングライター、asmiが担った。インパクトある歌詞とメロディーが特徴で、3人組の人気TikToker、ローカルカンピオーネが考案した振り付けも相まって人気となった。
特別賞には9月にリリースされた和田アキ子の楽曲「YONA YONA DANCE」と東京五輪で話題となった「選手村」が選ばれた。
【TikTok流行語大賞発表】一度は聞いたことのあるあの言葉がずらり
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