(出典 www.sankei.com)
「大阪の特性」コロナ死者が東京を上回るのはなぜ… 16日時点では大阪府は738人、東京は720人 


1 首都圏の虎 ★ :2021/01/18(月) 14:08:39.48 ID:92zckAeH9.net

※日刊スポーツ

新型コロナウイルスに感染し、死亡した大阪府の死者数が東京都を上回り全国最多となりました。14日時点で、大阪府の累計の死者数は714人と東京都の707人を上回り、16日時点では大阪府は738人、東京は720人。徐々に差が広がっています。なぜ大阪で死者が多いのでしょうか?

大阪府の吉村洋文知事(45)は要因として「大阪の特性」を挙げます。

大阪の感染者は延べ人数で東京の約半数ですが、死者数は急増しています。1つの要因として吉村知事は「東京と比べて、大阪の方が高齢者施設数が多い。先行して高齢化が進んでいる」。厚生労働省のまとめでは府内には高齢者施設が約2万事業所あり、東京都の事業所数を約400カ所上回り、全国で最も多いのです。

死者数の増加の1つとして、クラスター(感染者集団)の発生が影響したようです。府内では感染「第3波」の入り口とみられる昨年10月10日から今月11日までに高齢者施設など87カ所でクラスターが発生し、12月に入り、死者が急増しました。

さらに吉村知事の「東京よりも高齢化が進んでいる」を裏付けるデータとして、総務省統計局「日本の統計2020」の人口推計があります。大阪府の65歳以上の高齢者の割合は27・5%、一方の東京都は23・1%。確かに高齢化率では上回っています。

吉村知事が指摘する「生活においても高齢者と若い人との接点が多い。そのような環境が土台にある」。19年の国民生活基礎調査によると、大阪の3世代同居率は2・5%で東京の1・8%よりも高いのです。

大阪では東京に比べ、祖父母、両親を含めた同居率が高く、60代以上の家庭内感染が増えています。府の担当者は「活動範囲が広く会食などの機会も多い若者の間で広がった感染が、家庭内感染などで高齢者に広がっている」と分析します。大阪では重症化リスクの高い高齢世代に感染が広がったことが、要因とみています。

東京との都市構造は似ていますが、大阪の「特性」として「第3波」での高齢者施設などでのクラスターの発生、さらに東京よりも高い高齢化率と3世帯同居率など、複合的な要因が重なっているようです。府幹部は「今後、重症化する人も増えるだろう」と懸念を示します。吉村知事は「高齢者施設への検査態勢を強化していきたい。スマホ1本で、保健所と相談することなく、検査ができる仕組みを作ります」。早急の対策を取る予定です。【松浦隆司】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミヘキタヘ」)

https://news.yahoo.co.jp/articles/aed8c629dacef0c6a879fd30247ad9b1b26dd168


【【大阪の特性】コロナ死者が東京を上回るのはなぜ…】の続きを読む