【東京】調布市、陥没事故の情報公開請求した請求者の個人情報を業者側に繰り返し漏えい

1 香味焙煎 ★ :2021/11/12(金) 08:22:34.12

昨年10月にトンネルルート上の陥没事故があった東京都調布市の東京外郭環状道路(外環道)の工事を巡り、同市職員がNEXCO東日本など三者に対し、市在住の男性(74)が市に関連資料の情報公開請求をした時の請求書の写しを、繰り返し漏えいしていたことが分かった。
請求書には男性の氏名や電話番号など個人情報が記され、メールに添付して送信された。


市は10日夜、「個人情報保護への職員の意識が希薄だった」として経緯を公表した。請求書には男性の氏名と住所、電話番号、メールアドレスが記され、外環道建設に携わる国土交通省とNEXCO中日本にも送られていた。市は今年6月から先月までの計9回の漏えいを確認したという。

先月下旬、匿名の通報者から、請求書のコピーなどが男性の自宅に郵送されて発覚。本紙の取材を受けて調布市が調査したところ、街づくり事業課の職員2人が漏えいを認めたという。調査の過程で、同様の郵便物が調布市長宛てにも届いていることも分かった。

長友貴樹市長は、本紙の取材に「あってはならない事態だ。個人情報保護に反する初歩的なミスで、心からおわび申し上げるとともに、再発防止をお約束する」と語った。

市によると、男性が公開を求めた情報には、市が国交省など外部から得たものも対象に含まれており、公開の可否について意見を聴く必要があったという。
市条例ではこうした意見聴取は認めているが、請求者の個人情報は除外することになっていた。請求者の男性は「個人情報の横流しに等しい。市の行為は許せない」と話している。(花井勝規、梅野光春)

東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/142237