【デルタ株】米CDC所長「ワクチンは重症化や死亡に関しては防止できる。だが、もはや感染予防できない。マスク着用を」


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 影のたけし軍団 ★ :2021/08/06(金) 12:16:07.22

「もはや感染予防できない」 米CDC


米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長は5日、新型コロナウイルスのワクチンについて、
接種を完了した人でもウイルスを人に感染させることがあるとの見解を示した。



ワレンスキー所長は「我々のワクチンは素晴らしくうまくいっている」と強調した上で、
世界で猛威を振るっているデルタ変異ウイルスに対するワクチン効果については「引き続きデルタによく効いている。
重症化や死亡に関しては防止できる。だが、もはや感染を防ぐことはできなくなった」
と指摘した。

ワレンスキー所長によると、CDCが先週、マスク着用に関するガイドラインを変更し、
接種を済ませた人に対しても再び屋内でのマスク着用を義務付けたのは、それが理由だった。


CDCが先週発表した研究結果によれば、デルタ変異株はいったん感染すれば、ワクチンを接種した人でも未接種の人でも
同量のウイルスを発生させることが判明。ワクチン接種後にブレークスルー感染した人は、
未接種の人と同じように、ウイルスを拡散させる可能性があることが分かった。

ワレンスキー所長は「もしも家にワクチンを接種していない人や、接種できない人、免疫抑制状態にある人、
やや弱っている人、危険が高い併存疾患を持つ人がいる場合、屋内の公共の場でマスクを着用してほしい」
と呼びかけている。

米国ではデルタ株が原因で新型コロナウイルスの症例数が急増しており、ワクチンを接種してマスクを着用する国民が増えなければ、
この冬のように1日の症例数が数十万に達する事態になりかねないとワレンスキー所長は危惧する。

ワレンスキー所長は、フロリダやルイジアナなど南部の州では症例数が飛躍的に増えているが、まだピークには達していないとの見方を示した。

ワクチンを接種する人が増えれば、今回の急増を抑える助けになるだけでなく、
いずれもっと危険な変異株が台頭する事態を防ぐ助けにもなると専門家は話している。

トランプ前政権で新型コロナ検査を主導したブレット・ギロイル氏はCNNに
「次の変異株はすぐそこまで来ている。もし誰もがワクチンを接種しない場合は」と危機感を示し、
「このウイルスに打ち勝つためには、全員の免疫レベルを上げなければならない」と力説した。

CDCの統計によると、米国民の約58.2%は少なくとも1回のワクチン接種を済ませ、約49.9%は完全接種を済ませている。

CDC元所長のトム・フリーデン氏は4日、今後数週間のうちにワクチン接種率が低い地域だけでなく、
米全土で症例数が急増するだろうと語った。ただ、ワクチン接種率が高い地域ではそれほど爆発的な感染の拡大は起きないと予想している。

症例数の増加に伴い、入院者数や死者数も増える見通しだ。
CDCは4日の時点で、8月28日までに計62万4000~64万2000人の死亡が報告されると予想している。
https://www.cnn.co.jp/usa/35174910.html