ドン小西氏、開会式“辛口”ファッションチェック 日本は残念 金メダルはベルギー

NO.9688867
 2021/07/24 11:06
ドン小西氏、開会式“辛口”ファッションチェック 日本は残念 金メダルはベルギー
ドン小西氏、開会式“辛口”ファッションチェック 日本は残念 金メダルはベルギー
 ファッションデザイナーのドン小西氏(70)が開会式に出場した206か国・地域のすべての公式服装を独自の視点からファッションチェックした。

 日本選手団の公式服装は公募で選ばれた「AOKI」の白いジャケットに赤のボトムス。1964年の東京五輪とは上下の配色が逆の衣装だ。小西氏は「日本の今のファッション界の縮図。素材や機能性はいいのかもしれないが、当たりさわりがなく、コンセプトが感じられない。はやり物のチーフを入れてみた感じも減点」と指摘。「ダイナミックさに欠け、ちまちましている。一言で国の魅力を表現できるようなものが欠落している。韓国の淡い衣装のほうがスタイリッシュで都会的だった」とバッサリ斬った。

 これまでも五輪開会式の服装を定期的にチェックしてきた小西氏。各国の衣装は「〈1〉自国をアピールする、民族の強いデザインがあるもの〈2〉スポーツウェアの上下〈3〉日本の衣装のようなジャケットにパンツ」という3つに大別されるという。

 その中で小西氏が金メダルに挙げたのはベルギー。赤のワンピースに「TOKYO」「BELGUIM」などのロゴがあしらわれたもので「よく工夫されていた」と賛辞を贈る。日の丸をイメージした円に自国のカラーをあしらったイタリアが銀メダル。「国旗をモチーフにした折衷。ハイネックで斬新」と目を引いたという。銅メダルは、ブルーから黄色へのグラデーションが美しかったウクライナで「気取っていない」と評価した。

 番外編として、キルギスやハイチもその独創的なデザインを高く評価した。「キルギスは帽子や桜、波..
【日時】2021年07月24日 06:00
【ソース】スポーツ報知