桃田は、当時世界ランク2位だった16年リオ五輪で金メダル候補として期待されていたが、自身の違法賭博問題で出場できず。今大会は「恩返し」の大会として位置づけ、初五輪を迎えていた。昨年1月にはマレーシア遠征中の交通事故で右眼窩底を骨折。シャトルが二重に見える症状が出て、手術。一時は「もう頑張ったし、やりきったからいいんじゃないか」と現役引退も考えた中で、気持ちを立て直して舞い戻った。
世界ランク1位で臨んだ今大会。優勝候補として、全ての選手から警戒される存在としての苦しさもあった。伸び伸びとプレーする世界38位の勢いの前に、桃田の五輪制覇への夢はついえた。
【ソース】スポーツ報知