(出典 www.1101.com)
【水際対策】 14日間自主隔離の抜け穴 “スマホ2台使い”で外出した違反者の告白 「外出し、会社にも行きました」
1 影のたけし軍団 ★ :2021/05/17(月) 07:35:32.39

新型コロナウイルスの変異株流行で喫緊の課題とされるのが、入国者への“水際対策”である。
だが、帰国時に誓約した「14日間の自主隔離」を違反する帰国者が後を絶たない。


違反者に話を聞いてみると、“ザル”と指摘せざるを得ない自主隔離の実態が浮かび上がってきた。

「帰国時、いくつもアプリを入れさせられましたが、自主隔離期間中に、ある“ワザ”を使って切り抜けることに気づいたんです。
最後の方の数日は外出し、会社にも行きました」


こう打ち明けるのは、今春、アメリカ旅行に出かけて帰国した会社員の男性である。

現在、海外から帰国する人は、自宅やホテルなど自ら申告する待機場所での「14日間の自主隔離」が義務付けられている。
帰国時に空港で受けるPCR検査が陰性だったとしてもだ。潜伏期間などが原因で陰性が出てしまい、
帰国後数日経ってから発症するケースがあるからだ。

5月13日の新聞報道によれば、約2万人いる自主隔離中の帰国者の中で、1日約300人もの違反者がいるとのこと。
だが、実際はそんな数字では済まされない可能性がある。

事実、この男性は、制度の“抜け穴”を見つけ、バレずに外出していたというのだ。

いったいどのように監視を切り抜けたのか。

「同居している家族にスマホを預けたのです。一番の難関は『OEL』でした。早くて午前10時、遅い時は午後9時くらいといった感じで、
毎日ランダムな時間に通知が来るので予測はできません。ただ、私の家族はほとんどの時間、在宅していたのでいつでも対応できました。
通知が来たら、『今ここ!』のボタンを押してもらうだけです」

だが、いまや日常生活に欠かすことができないスマホなしで、不便は生じなかったのだろうか。男性はこう言う。

「使用していなかった古いスマホにSIMカードを入れ替えて持ち歩いたので、まったく支障がありませんでした」

空港では、ちゃんとスマホにアプリがインストールしているか係員が確認するというが、実はこんな“抜け穴”があったのである。

センターからかかってくるというビデオ通話についても、

「実はこれは、ほとんどかかってこない。どうやら、『OEL』の返事をしないなど違反が疑われる人を対象に絞ってかかってくるとのこと。
実際は1回だけかかってきましたが、その時は在宅していたので問題ありませんでした。1分くらい、『ちゃんと隔離生活を送っていますか』と聞かれて『はい』と答えるだけ。
毎日午前11時に届く『健康確認メール』は、毎日忘れずに返事をすれば良いだけでした」


言うまでもなく、男性の行動は誓約違反であり、社会人として決して許されるべきものではない。
だが、今の水際対策では、このようにいとも簡単に監視から切り抜けられてしまうのだ。

シンガポールなど強制隔離を行ない、違反すると実刑や罰金を科される厳しい国もあるが、
日本では違反したとしても氏名が公表されるだけだ。しかも、まだ1件も実行に移されていない。
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05170603/?all=1&page=3