(出典 www.ytv.co.jp) |
火葬場で、母親の遺骨を誤って回収され、骨上げなどができず精神的苦痛を受けたとして、遺族が慰謝料を求める裁判を起こしました。
訴状によりますと、2020年11月に、原告の母親(90代)が亡くなり、京都府の宇治市斎場で火葬されました。
しかし職員から、「母親の遺骨を、誤って灰を吸い込む機械で吸ってしまった」と報告を受け、原告が火葬の台を確認すると、
灰と、少しの骨片だけが残されていたということです。
原告は遺骨を失い精神的苦痛を受けたとして、斎場を管理する宇治市に3300万円の慰謝料を求める裁判を起こしました。
【原告】
「親の骨がない、父親が眠っているところに入れてあげられない。お盆やお彼岸などで、私はどこをお参りしたらいいんですか」
宇治市は、「係争中で、コメントは差し控える」としています。