綾瀬はるかと石原さとみ「新型コロナ感染」発表のウラに芸能界事情
人気女優のがウイルスに感染したことが明らかになった。 所属事務所によると、8月20日夜に微熱がありを行ったところ陰性。翌日、念のためPCR検査を受けたが、こちらも陰性。その後も発熱が収まらず、再び抗原検査をしたがまた陰性。26日に再診しようやく新型コロナの陽性反応が出たという。
しばらく自宅療養を続けていた綾瀬だが、肺炎の症状がみられたため都内病院に入院。検査で「肺に白い影がある」ことがわかり、コロナと判断された。
幸い、現在は回復に向かっているとのことだが、陰性判定を信じて何もしなかった場合どうなっていたか、考えるだけでも恐ろしい。綾瀬は今夏に仕事が立て込んでいたため、ワクチン接種は9月に入ってから行う予定だったという。
そんな綾瀬にネット上では心無い声が相次いだ。
自宅療養で悪化しても入院できず、容態急変し亡くなるケースが連日報じられている。先日、退院したタレントのも2回救急搬送を断られ、最終的には入院できたものの、死の淵をさまよったという。ネット上では
《有名女優だからすぐに入院できた》
《不公平。同じ命なのに》
などの意見が殺到する事態となった。これにスポーツ紙記者が憤る。
「世間がピリピリしているのはわかりますが、住んでいる場所によっても医療環境は違うのだから、お門違いもいいところ。憎むべきは綾瀬さんではなく、病床確保を甘く見ていた国や都、自宅療養方針に突然変更した政府に対してでしょう」
一方、綾瀬をめぐる一連の報道ではもう1つ“気がかり”な点がある。
最終的には所属事務所が公表したわけだが、その前段として小学館のウェブサイト「NEWSポストセブン」(女性セブン)がこの話を事前にキャッチし、記事を公開していた。同様のケースで言えば、今年2月に新型コロナ感染を発表した石原さとみもそうだ。綾瀬と同じホリプロ所属で、女性セブンが問い合わせたことで感染が明るみに出た。
「ウラを返せば、セブンが確認しなければ、世には出ていない可能性があった。綾瀬さんのケースも問い合わせを受け、慌てて雑誌の発売日前に発表したようだ」(ワイドショー関係者)
芸能人だからと言って必ず感染を発表しなければいけないというルールはない。中には「実は感染してました」と事後報告するタレント、事務所もある。
「綾瀬さんも石原さんも『超』が付く売れっ子で、コロナ感染が明らかになると、ドラマ、映画、CM、多方面に影響が及ぶ。共演者の事務所が怖がってしまうこともある」(テレビ局関係者)
業界特有の“縛り”も影響している。石原は女性セブンで感染が報じられた際、4月期の連ドラ『恋はDEEPに』(日本テレビ系)のクランクイン直前だった。当時、番組情報は解禁されておらず、石原の感染を発表すると、漏れなく連ドラ情報まで世の中に出てしまう恐れがあった。
「テレビ局は情報解禁の日時を厳格に設定している。コロナとは別の話だが、以前、ある俳優が解禁前のドラマ情報をうっかりマスコミの前でこぼしてしまい、後日、本人と事務所社長が菓子折りを持ってテレビ局に謝罪に行ったこともある」(同・テレビ局関係者)
同様に綾瀬も9月から東映創立70周年記念作品への撮影を控えていた。映画関係者によると、主演は木村拓哉で、織田信長を演じるという。
「その映画に綾瀬さんがキャスティングされているのでは…と聞きます。東映70周年記念の超大作ですから、プロモーション費用もケタ外れ。週刊誌で一部が報じられてしまいましたが、正式発表はまだ。綾瀬さんサイドとすれば、コロナ感染で“次の仕事”が明らかになることを嫌がったのだと思います」(前出・スポーツ紙記者)
売れっ子女優であるがゆえの特別な事情。ひとまずそれは置いといて、今はしっかりとカラダを休めて、コロナに打ち勝ってもらいたい。
FRIDAYデジタル