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【地裁】「残しておけない」知的障害ある娘(48)をあやめた73歳母 裁判員の判断は 

1 和三盆 ★ :2021/03/29(月) 08:01:17.30

 さいたま地裁は2020年12月、知的障害や発達障害がある娘(当時48歳)を殺害したとして、殺人罪に問われた女性(73)に実刑判決を言い渡した。子の将来に不安を抱いていた女性は自身の心身の不調をきっかけに思い詰め、孤立と不安を深めていった。悲惨な結末を食い止めることはできなかったのか。事件の経緯をたどり、「親なき後」に備えて障害のある子どもの親ができることを考えた。【中川友希】

「殺そうと思ったんじゃない」
 小柄な女性が、さいたま地裁の裁判員裁判で被告席に腰掛けていた。灰色のショートヘアに銀縁めがねをかけ、グレーのパーカにスエット姿。被告席に向かう際は腰を大きくかがめて、小股で一歩ずつ、ゆっくりと歩いていた。

 「いつ殺そうと思ったんですか」。弁護士の問いに、女性は泣き崩れた。「殺そうと思ったんじゃなくて、いつも娘を残しておけないと思っていたので……」
https://mainichi.jp/articles/20210328/k00/00m/040/021000c