鹿児島県内の葉タバコ生産農家の約半数が、本年産を最後に栽培をやめる予定であることが分かった。
国内では近年、成年人口の減少や喫煙規制の強化を背景に、たばこ需要の減少が続いている。日本たばこ産業(JT)が今年7月以降、2011年以来10年ぶりに廃作希望を募っていた。
県内では1989年に葉タバコの作付面積が2369ヘクタールだったものの、今年は360ヘクタールにまで落ち込んでいた。8月末までに県内181農家のうち、約半数が廃作を希望。作付面積の約4割を占めるという。
廃作に応じる農家には、JTから10アール当たり36万円の協力金が支払われる。同課は「県たばこ耕作組合と連携し、代替品目の検討や技術指導などきめ細やかな支援を実施する」としている。
南日本新聞 2021/10/10 21:20
【たばこ需要減少】葉タバコ農家の半数が廃作 来年産、作付面積4割減へ 鹿児島県内
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