【地域】治安が悪い街だった川崎が「住みたい街」へと変貌した理由 

1 砂漠のマスカレード ★ :2021/01/10(日) 06:20:22.64

「川崎」と聞くと、「治安が悪い街」という印象を抱く人は少なくない。しかし、不動産・住宅情報サイトのLIFULL HOME'Sが毎年発表している「LIFULL HOME'S住みたい街ランキング」では、川崎が毎年「借りて住みたい街」の上位にランクインしている。その理由はどこにあるのだろうか。(清談社 鶉野珠子)

● 「治安が悪い」は過去の話 ハイテク化が進む工場地帯

 今年も、LIFULL HOME'Sによる「住みたい街ランキング」が発表された。同社では、「買って住みたい街ランキング」と「借りて住みたい街ランキング」の2種類のランキングを集計し、各地域がランクインした理由を分析している。

 「買って住みたい街ランキング」は毎年順位の入れ替わりが激しく、前年度100位以下だった地域がトップ10に躍り出てくることもあるほどの混戦ぶりだ。一方、「借りて住みたい街ランキング」の上位は固定化してきた傾向があり、「買って住みたい街ランキング」のような劇的なジャンプアップは珍しい。

 「借りて住みたい街ランキング」では、2017年以降、「池袋」が1位を取り続けている。2位以下で目立つ地域といえば、3年連続でトップ3にランクインする「川崎」だ。2017年にベストテン圏外から4位へランクアップして以来、安定した人気を獲得し続けている。

 しかし川崎と聞くと、「治安が悪い地域」というイメージを持つ人は多いだろう。そんな川崎が、なぜ借りて住みたい街として支持されるのだろうか。そもそも、川崎は本当に治安が悪いのか。これまでに全国650以上の市町村を訪れてきた、まち探訪家の鳴海侑氏は、川崎の治安についてこう語る。

 「川崎は京浜工業地帯の中心に位置する“工場の街”です。こうしたブルーカラーの街の働き手は、体力や腕っぷしが重視されます。つまり、おおらかで職人気質の人たちが多くなるわけです。そういうおおらかな人たちが好む娯楽というと、居酒屋や*、映画など、大衆娯楽が多くなるわけです。これらのイメージに引っ張られて『川崎は治安が悪い』と思われるようですが、実際はそうでもありません」(鳴海氏、以下同)

 現在の川崎は相変わらず工場の街ではあるものの、働き手の性質が変わってきているそうだ。

 「工場にロボットやIT技術が導入されたことで、工場に勤める人もサラリーマンのような人が増え、職人のような人は減ってきています。また、工場で働く人たちの高齢化や、風営法が厳しくなったことによる歓楽街の縮小が進み、川崎は以前よりも落ち着いた街になってきているのです」

● 人気の背景にある 川崎の特殊性

 かつて人々が抱いていた悪印象はなくなり、3年連続で「借りて住みたい街」の上位として支持され続ける川崎。その理由はなんなのか。

 「ひとつは、『川崎市』が持つ特殊性が関係していると思います。川崎市は東西に長く、市内7つの区がそれぞれ異なる特徴を持つ市です。東京湾に面する川崎区は今も工場が多い地域で家賃が安いため若い人でも生活しやすいですし、武蔵小杉がある中原区はタワーマンションが豊富でハイクラスの人に人気です。一口に川崎といっても、区ごとにマッチする層が変わるため、多くの人から支持されているように見えるわけです」

 たとえば、転居先を探しているときに知り合いから「川崎がいいよ」と薦められたとしよう。この場合、武蔵小杉、新百合ヶ丘、溝の口、川崎大師、どこを指していたとしても、すべてが「川崎」に該当する。そのため、提案を聞いた側は、ひとまず住宅情報サイトで「川崎」と検索してから、徐々に自分の求める条件に合わせて、エリアを限定していくようになるわけだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf28411a0107b1dc234ef45c23e245516911330
1/10(日) 6:01配信


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