「電車に乗れない」コロナ後遺症の女性を苦しめる”恐怖感” オンライン診療の現場は


NO.9847715 2021/09/18 11:47
「電車に乗れない」コロナ後遺症の女性を苦しめる”恐怖感” オンライン診療の現場は
「電車に乗れない」コロナ後遺症の女性を苦しめる”恐怖感” オンライン診療の現場は
東京・世田谷区の調査で、新型コロナウイルスに感染した人のおよそ半数に後遺症の症状があることがわかった。 調査は、21年4月時点の感染者8959人を対象に行われ、3710人から回答を得た。 その中で「後遺症がある」と回答した人が1786人(48.1%)にのぼった。

年代別で見ると、30代から50代では半数を超え、20代で46.6%、10代で30.2%など、若い世代にも症状がみられた。 また症状別で見ると、嗅覚障害が54%と最多で、全身の倦怠感が50%、味覚傷害が45%と続いた。 今回、FNNでは、コロナ感染から回復した後も心身の不調が続く40代の女性を取材した。


女性は3月に感染し、10日間ほど療養した後、いったん元の生活に戻ることができたという。ところが3週間後、自宅で突然起き上がれなくなり、救急車を呼んだ。 精密検査を受けても異常は見つからなかった。 その日から動悸、頭痛、めまい、息苦しさなどの症状が5か月間続いている。

現在、女性は、港区にある北里大学東洋医学総合研究所のコロナ後遺症外来のオンライン診療を受けている。
医師:前回からいかがですか?
女性:やっぱり動悸が非常につらい時があって・・・。夜寝られないくらい。あとは逆流性食道炎みたいなのが数回ありました。
医師:髪の毛はどうですか?
女性:(コロナ感染)前よりは抜けますけど、ピークは越えたかなという感じです。

オンライン診療を受け始めてから楽になったが、症状が治まったと思うと、また別の症状が出てくる。 日によって症状と不安の”波”が変わる。 女性が今送っている生活は「最低限の生活」だという。

【日時】2021年09月18日 11:20
【ソース】FNNプライムオンライン