順位付けない徒競走、在り方に賛否 「なくても誰が速いかは分かる」「あった方が頑張るきっかけに」



NO.10025146 2021/11/29 21:20
順位付けない徒競走、在り方に賛否 「なくても誰が速いかは分かる」「あった方が頑張るきっかけに」
順位付けない徒競走、在り方に賛否 「なくても誰が速いかは分かる」「あった方が頑張るきっかけに」
 「11月上旬にあった小学校の運動会の徒競走で順位を数えていなかった。何の配慮なんでしょうか」。広島市西区の小学校に子どもが通う30代主婦から編集局にこんな声が寄せられた。調べてみると、この学校以外にも市内の複数の小学校で同様の措置が取られていた。その意味や児童の受け止め、保護者の反応を探った。

 この小学校では学年ごとに徒競走を実施。いずれも順位を付けず、ゴール付近に順位を示す旗も立てていなかった。校長は「新型コロナウイルス対応の一環。人員を確保するのが難しかったため」と理由を説明。順位ごとの案内係を取りやめるなど他者との接触機会を減らし、午前中で運動会のプログラムを終えるよう工夫したそうだ。校長によると今回の運動会は「子どもの頑張りを見てもらう『発表会』の意味合いが強かった」という。

 広島市内の市立小は計141校あるが、少なくとも1割を超える15校が順位付けをしていなかった。東区の小学校では「体育参観日」と称し、ゴールテープも設けなかった。

 あくまでも今年は、新型コロナ対策とのこと。しかし、順位付けには以前から賛否があるそうで、学校側には保護者から「なぜ順位を付けるのか」との指摘を受けるケースもあるという。


【日時】2021年11月29日 18:02
【ソース】中国新聞
【関連掲示板】

徒競走(ときょうそう,英:Race)とは、一定距離を走り速さを競う競技。かけくらべ、かけっこともいう。 主に運動会・体育祭で行われる際、この呼称を用いる。通常は競技場内で行われる短距離走を指すが、ハードル競技を含む場合がある。短距離走ではあるが、クラウチングスタートよりスタンディングスタートで実施されることが一般的である。
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