(出典 www.nishinippon.co.jp)
 「イトーヨーカ堂」の閉店が止まらない深刻な理由 「イオン」と明暗を分けたものは?


1 鬼瓦権蔵 ★ :2021/06/14(月) 14:28:25.25 ID:ODpcrP7X9.net

全文
https://news.yahoo.co.jp/articles/4917775fa5a7a1edf366f78e284be7c90c04cf0f


イトーヨーカ堂の閉店が続いている
2021年5月9日、北海道旭川市ーー。地元の生活を支えてきたイトーヨーカ堂旭川店が40年の歴史に幕を閉じました。
閉店時の店長によるお別れの挨拶には、詰めかけた約200人の市民が拍手で見送り、涙を流した人もいたという報道もあります。


さらに同年2月28日。人口35万人を誇る福島県いわき市。街の中心部、平地区のシンボル的存在だったイトーヨーカ堂平店が閉店しました。

こちらも1971年に建てられた施設が施設老朽化し、東日本大震災時の損傷などもあり、「地域のお客様のニーズに対応できなくなった」ことを理由に50年以上の歴史に幕を閉じています。


実はいま、あなたがかつて育った地元でもイトーヨーカ堂の閉店が相次いているのです。

少しだけ例を挙げるとしても、これだけの店舗が閉店しています。

2019年1月20日 釧路店(北海道)
2019年2月17日 古河店(茨城県)
2019年2月17日 東大阪店(大阪府)
2019年8月25日 上福岡東店(埼玉県)
2020年5月31日 錦店(埼玉県)
2021年2月14日 田無店(東京都)
2021年2月21日 伊勢崎店(群馬県)
2021年2月23日 小山店(栃木県)
2021年2月28日 平店(福島県)
2021年5月9日 旭川店(北海道)
2021年8月22日 沼津店(静岡県)※予定
2022年1月16日 日立店(茨城県)※予定
(※日付は閉店日)

北海道、東北、北関東を中心に挙げましたが、これでも一部です。なぜここまで閉店が相次いでいるのか。
背景には、イオングループの存在があります。

”イオン”と一口で言うけれど
イオンはイトーヨーカ堂と同じ「総合スーパー」に分類されます。しかし、イオンはそれだけではありません。


駐車収容台数が何千台もある「イオンモール」もあります。
消費者からすれば、そこが総合スーパーであろうが、ABCマートやユニクロが入っているモールであろうが、関係なくそこが買い物をしやすいから利用するわけです。
さらにあなたの近所に「まいばすけっと」という生鮮食品も扱うコンビニはありませんか?

あれも”イオン”です(イオングループのまいばすけっと株式会社が運営)。
そう、イオンは複数の店舗形態を持つ小売企業なのです。

つまり、「イトーヨーカ堂VSイオン連合」という図式が現在のスーパー業界の正しい見方です。

イオンはスーパーのふりをした不動産。イトーヨーカ堂は…


イオンは総合スーパーの「イオン」、スーパーマーケットの「マックスバリュ」、ディベロッパーの「イオンモール」などを持っており、これにイトーヨーカ堂が押される形で閉店を余儀なくされると考えられます。
この状況、勝ち目はあるでしょうか。