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歌手の八代亜紀(70)が、今年1月に個人事務所社長の夫(66)と離婚していたことが10日、スポーツ報知の取材で分かった。
数年前から、残りの人生の過ごし方について、話し合う機会が増えていたという。音楽関係者によると、協議を重ね、双方が納得した上で離婚することを決断した。前夫は個人事務所の代表取締役を辞任したが、現在も仕事の相談に乗るなど、サポート態勢は継続する。八代は「特段に何か(理由)があったわけではありませんが、話し合いの結果、長年のパートナーシップを解消して別々の道を歩んでいくという結論に至りました」と話している。
前夫は、78年に八代と同じ事務所から歌手デビューした同僚。2年で挫折し、田舎に帰っていたところを、八代自ら「今度は歌手を育てる方で頑張って」とマネジャーとして引っ張ってきた。87年に事務所から独立する際、2人は行動を共にした。その後、5年近い交際期間を経て94年に結婚。公私ともに二人三脚で歩んできたが、出会って43年、結婚から27年での別離となった。
八代は今年、芸能生活50周年という節目を迎えた。コロナ禍のなか、昨秋から始めた介護施設向けのオンラインライブが好評。3月には日本の文化・芸能の保存、向上に寄与した人に贈られる「松尾芸能賞」で大賞を受賞したばかり。
「今後も歌手として精進していく所存です。変わらず応援していただければと思っております」と強い決意を示した八代。心機一転、新たなスタートを切る。
◆八代 亜紀(やしろ・あき)本名・橋本明代。1950年8月29日、熊本・八代市出身。70歳。71年デビュー。73年出世作「なみだ恋」発売。80年「雨の慕情」で日本レコード大賞。「愛の終着駅」「もう一度逢いたい」「おんな港町」「舟唄」などヒット曲多数。2010年文化庁長官表彰。16年日本モンゴル文化大使就任。18年モンゴルから北極星勲章を授与される。絵画では世界最古の美術展、仏ル・サロンで5年連続入選し、永久会員となる。