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今年で20年という大きな節目を迎えた国民的ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)。10月13日からは『相棒 season20』がスタートしたのだが、視聴者からの反応は思わしくないようだ。
「season20」は、警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と、相棒の冠城亘(反町隆史)が巨悪に挑んでいくという展開に。第1話で杉下は、過去に自身が追いつめた元官房長官の朱雀武比古(本田博太郎)の仮出所を知る。これをキッカケに、朱雀を師として崇める現官房長官・鶴田翁助(相島一之)が行ったであろう悪事に近づいていくのだった…。
「ちなみに第1話は『season19』に登場した事件の続きが描かれており、一連の黒幕である鶴田が再び2人の前に現れます。また物語の要となった朱雀は、『season3』のエピソード『双頭の悪魔』に初登場した人物で、今作で17年ぶりの復活を遂げました。過去の伏線が続々と回収される『season20』は、長年追っているファンにはたまらない展開なのではないでしょうか」(芸能ライター)
コミカル要素が消えた? シリアス路線の『season20』
ところが同作の古参ファンは、今回の「season20」に納得がいかない様子。というのも、「相棒」シリーズはほとんどが一話完結で、テンポの良さやコミカルな描写によって人気を博していたからだ。それが「season20」では、前作や過去の登場人物にスポットが当たったり、2人が巨悪に立ち向かうという展開によってシリアスな描写が多くなっている。
そのためネット上にも、
《ほぼ1話完結だった時が懐かしい。よくわかんない大富豪とか胡散臭い政治家とかついていけないよ…》
《初回だから久々に見てみたけど、これだけ見ても話がさっぱり分からない。昔はそんなことなかったのに》
《相棒、どんどんダークになってく。昔のほうが好きだったし、なんかユーモアがなくなった》
《相棒つまんねー! 巨悪とか胸*悪いのどうでもいいから昔の相棒やってくれ!》
《シーズン3くらいから毎年見てる自分でも、今回の事件はちょっと複雑すぎた》
などと不満を漏らす視聴者が少なくない。
第1話の平均世帯視聴率は15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切った「相棒」。第2話以降の視聴率が急落しないといいのだが…。