(出典 www2.nhk.or.jp) |
10/9(土) 6:04配信
女性自身
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「北村一輝さん(52)が代表取締役を務めるカレー店『マドラスカレー』の支店が今年4月に吉祥寺にオープンしたのですが、9月末に閉店してしまったんです……」(吉祥寺の住民)
JR吉祥寺駅を出て徒歩5分ほどにある、黄色の出入り口が目を引く雑貨店「LOFT」が入る大型ビル。その出入り口の真隣に位置する一軒のカレー屋が「大阪マドラスカレー123号店」。
10月上旬、寄せられた情報をもとに本誌記者は店舗へ向かった。赤白のボーダー柄の屋根が印象的な店構えだが、その屋根は折りたたまれ、電気も消えており、店に人影はない。閉店を知らせる張り紙は見当たらないものの、たしかに閉店した様子だ。
経営するカレー店の支店が今年4月10日にオープンしてから半年で閉店するという憂き目にあった北村。今年1月クールに出演したドラマ『天国と地獄』(TBS系)が高視聴率を獲得するなど、俳優としても目覚ましい活躍を続ける彼が“副業”として始めたカレー店の滑り出しは上々だった。
「俳優業界でも屈指のカレー好きとして知られる北村さん。地元・大阪で人気のカレー店『カレーやマドラス』の味に惚れ込んだ北村さんが、レシピと『マドラス』の名前を引き継いでオーナーとしてオープンしたのが『大阪マドラスカレー』です。2019年4月に東京・赤坂に一店舗目をオープンしました。
フルーティな甘さのあとに、じわじわとスパイスの辛さが口の中に広がり、その落差にやみつきになる人が続出。行列が出来ることも多く、こだわりの強いカレー好きの間でもすぐさま評判に。プライベートでも親交のあるYouTuberの宮迫博之さん(51)も『一番好きなカレー』と絶賛していました。
今年3月に下北沢、4月に吉祥寺に続けて支店をオープン。さらに6月には回転寿司チェーンの『スシロー』でコラボメニューを販売するなど、順調な様子でした」(フードジャーナリスト)
しかし、今年1月から再三にわたって発出される緊急事態宣言などによって多くの飲食店が危機的状況に。出店したばかりの支店も次第に窮地に陥っていく。
「オープンした4月当初はお客さんもよく入っていました。でも、7月からは営業を休止し、ずっと店を閉めていたので、まともに営業できてたのはオープンから3カ月くらいじゃないかと思います。
ここは表通りに面してないので人通りも少なく、目立たない場所。ただでさえ飲食激戦区の吉祥寺で、不要な外出を控えるよう要請されている状況下で生き残るのは難しかったのでしょう」(近隣の飲食店店主)
たった6カ月での閉店の背景に何があったのか。「マドラスカレー」に問い合わせると、担当者は「吉祥寺店の閉店は事実です」とした上で、意外な返答が。
「赤坂、下北沢店は引き続き営業をしておりますし、吉祥寺店の閉店は決して後ろ向きなものではございません。
今後は、全国から多数のお問い合わせを頂戴している、カレールーの卸しやフランチャイズ展開に力を入れていく予定です」
コロナ禍によって飲食店の“地獄”を見た北村。天国に向かって、彼の躍進は続いていく――。