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TOKIO松岡昌宏が主演するテレビ朝日系ドラマ「家政夫のミタゾノ」(火曜午後9時)の初回が10日に放送され、平均世帯視聴率が9・1%(関東地区、速報値)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・4%だった。
大柄な女装家政夫の三田園(松岡)が、派遣された家庭の内情をのぞき見し、秘密を暴くことで再生へと導いていく。16年に金曜深夜の「金曜ナイトドラマ」枠で誕生し、人気作として定着。第6弾で初のゴールデン帯放送となった。共演はHey!Say!JUMP伊野尾慧、桜田ひよりら。
◆第1話のあらすじ
とある高級タワーマンションの一室。前田翠(松本まりか)は、出勤前の夫・前田則之(本多力)から「出かけるときはメッセージを」「GPSはオンにして」と細かく注文をつけられている。うんざりしながらも笑顔で聞き流していた翠だったが、則之が出かけた途端、真顔に。するとそこに、引っ越し業者のコスチュームを身にまとった三田園薫(松岡昌宏)、村田光(伊野尾慧)、新人家政婦の矢口実優(桜田ひより)、そして所長の結頼子(余貴美子)がやってくる。夫からのしつこいモラハラに悩まされていた翠は、則之が会社に行っている隙に夜逃げならぬ“朝逃げ”をしようと、「むすび引越しセンター」に依頼していたのだった。
則之が家にいる間は荷造りができなかったため、何ひとつ梱包(こんぽう)されていない状態にあぜんとする光と実優。「私はあいつの所有物じゃない、自由になって自分の力で生きていきたい」と、熱弁をふるう翠だったが、そうこうしているうちに則之から「家でリモートになったから今から帰る」と連絡が来てしまう。
三田園のスキル(と怪力)で、なんとか荷物を運び出すことができた翠は、スマホと離婚届を残し、ある田舎町へと旅立つ。トラックで荷物を運んできた三田園たちがそこで目にしたのは、古民家をリフォームしたカフェと翠の新しい男・後藤礼二(細田善彦)だった。翠はここで、礼二と新しい人生を踏み出そうとしていた。
三田園たちは、「私がまだ結婚していることは、絶対に秘密にして」と翠からくぎを刺される。「むすび引越しセンター」の“家政婦パック”で翌日までの家事手伝いを依頼された3人は、荷ほどきをする中で、翠が礼二から古民家を譲渡されようとしていることを知る。理解のある礼二との新生活は順風満帆そうに見えていたが、翌日、カフェに自治会長の上岡忠雄(螢雪次朗)がやってきたことで、事態は思わぬ方向に転がり始める。