8月わずか4日間で8人の異常事態 東京の“自宅死ラッシュ”はすでに始まっていた!



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8月わずか4日間で8人の異常事態 東京の“自宅死ラッシュ”はすでに始まっていた!
8月わずか4日間で8人の異常事態 東京の“自宅死ラッシュ”はすでに始まっていた!
東京の新規感染者は5日、とうとう5000人を突破してしまった(5042人)。5日開かれた都のモニタリング会議では、現在の増加ペースが続いた場合、2週間後の今月18日には、1日当たりの人数(直近7日間平均)が1万909人に上るという試算が示され、1万人突破が現実になりつつある。いまから懸念されるのがコロナ患者の自宅死ラッシュだ。

5日時点での東京の自宅療養者は1万6913人、入院・療養等調整中は1万543人。計2万7456人だ。患者があふれているこの状況下で、政府が打ち出した「入院制限」を実行に移したら、誰もが恐れる自宅療養中の犠牲者が続出しかねないのだが、それは既に始まっていることが分かった。


 5日にFNNが流した衝撃的なニュース。8月になって都内で自宅療養中の感染者とみられる死亡者が、少なくとも8人いたというのだ。全員男性で、30代1人、40代1人、50代6人。昨年12月から今年7月までの8カ月間で都内で自宅療養中に死亡した感染者は11人だったから、今月のわずか4日間での8人死亡は異常事態である。

 病床逼迫の東京都では、政府方針を踏まえた入院基準の見直しに着手したが、さすがに現場の医師らから「ヤバイ」との声が出たのだろう。5日一転、中等症患者の入院を継続する方針を示した。モニタリング会議メンバーの猪口正孝・都医師会副会長は入院の判断について「単純ないくつかの指標で仕分けすることはできない。医師が患者の全身状態を見て決めていく」と強調した。

 入院制限は間違いなく自宅死を増やすだけだ。現状の2万人を超える自宅療養者にさえ、保健所は対応できていない。

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【日時】2021年08月06日 14:10
【ソース】日刊ゲンダイ