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【芸能】二代目・古尾谷雅人「親父の名前が世間から忘れ去られるのは嫌だ」父の芸名引き継いだ決意


1 フォーエバー ★ :2021/07/04(日) 15:52:38.10 ID:CAP_USER9.net

【直撃!エモPeople】名優のDNAはしっかりと受け継がれている――。個性派俳優として知られた古尾谷雅人さん(享年45)の長男が二代目・古尾谷雅人(38)として地道な俳優活動を続けている。亡くなって18年、父との秘話から、芸名を引き継いだ決意、幻のジャニーズ事務所入りまで、本紙だけに明かした。

 今年4月、田中邦衛さん(享年88)の死去を受け、ドラマ「北の国から87初恋」(フジテレビ系)が再放送された。純(吉岡秀隆)が東京に旅立つ際、父・黒板五郎(田中さん)のつてで長距離トラックに乗る。武骨な表情の運転手は助手席の純に五郎からもらった封筒を「オラは受け取れん。お前の宝にしろ」と渡し、中身の泥の付いた一万円札2枚を見た純は号泣する。運転手役の先代・古尾谷さんの出演はこれだけだったが、名シーンとともに存在感が再び記憶に刻まれた。

 その父の芸名を受け継いだ古尾谷は「あの運転手役はリアルな親父に近いですね。僕としゃべるときもあんな感じでした」と話す。憂いをたずさえた表情、目元が似ている。

 父は古尾谷が俳優デビューを果たした翌年、2003年3月に自ら命を絶った。それから十七回忌を迎えた19年、同居する母・女優の鹿沼絵里(68)との夕食時、酔った勢いでポロッと漏らした言葉が転機となった。

「親父の名前が世間から忘れ去られるのは嫌だな~」

 鹿沼の提案もあり、二代目を名乗ることになったが「僕自身は芸名は単なる名前と、重く考えないようにしてます。親父のようになる必要もないし、自分らしく進みたい」と決意を語る。だが、生前の父が演じた役をいつかは自分もやってみたいという気持ちは常に持ち続けている。

 高校時代、父が主演した映画「丑三つの村」(1983年)のビデオを一緒にリビングで見た。村人30人を殺害した津山事件(38年)が題材となった作品で、犯人の青年を演じた父の鬼気迫る演技を食い入るように見た。

「初めて見て『すごかったよ』と言うと、親父は『この役をお前にやらせたいんだ』と」

 鹿沼によると、先代は映画監督をやりたかったという。息子が主演俳優、自身がそれを監督するという夢があったのだ。

 先代はKinKi Kidsの堂本剛主演の人気ドラマ「金田一少年の事件簿」(95~97年)の刑事役でも知られた。父に連れられ、見に行ったKinKi Kidsのコンサート会場ではこんなことがあった。

「中学生だったんですが、父と一緒に堂本さんの楽屋にあいさつにいったら『おい! 何やってるんだよ~』と声が聞こえ、薄暗い通路の奥からおじさんが近寄って来たんです。それがジャニー喜多川さん。後で聞くと、古尾谷雅人になれなれしく話すジャニーズジュニアと勘違いしてかけた言葉だったそうです」

 これを機にジャニー氏は古尾谷にジャニーズ入りを勧めたが、先代は鹿沼に「アイツがジャニーズに入ったら、オレが息子に食わせてもらっていると思われる」と独特の表現で反対したという。

 古尾谷は「当時はあのジャニーズの舞台に自分が立つとか想像できなかったし、親に賛成されてても行かなかったでしょうね。でも後々、同世代の嵐などの活躍を見て、たまに後悔はしましたけど」とはにかむ。

 水野快令の芸名で女優だった妹は芸能界を引退、結婚し、昨年男児を出産。プライベートではおじさんになった。

「今、原作漫画の金田一少年は僕と同じ30代中盤の設定になってるんです。父の遺志を継いで、自分も刑事になった息子という設定でドラマができたら面白いでしょうね」

 7月の舞台「潜入捜査官―女探偵物語」ではゲスト主役として建築事務所の敏腕設計士役を演じる。後輩男性から慕われ、その恋人が浮気を疑い探偵事務所に調査を依頼するという物語だ。

 父譲りの美声と演技力で、二代目オリジナルの歴史を刻んでいく。

 ☆ふるおや・まさと 1983年1月7日生まれ。東京都出身。父は俳優・古尾谷雅人(先代)、母は女優・鹿沼えり(現・絵里)。高藤疾土名で2002年、ドラマ「太陽と雪のかけら」(TBS系)で本格デビュー。03年「ライオン先生」(日本テレビ系)、05年「ごくせん2005」(同)、映画「スクールデイズ」などで活躍。19年、父の芸名を引き継ぎ、二代目・古尾谷雅人に改名。朗読劇「虹色くれよんオンライン」などに出演。最新出演舞台は「潜入捜査官―女探偵物語」(東京・下北沢「劇」小劇場、7月22~25日)。

2021年7月4日 14時0分 東スポWeb
https://news.livedoor.com/article/detail/20474625/

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