中東のイラクで、新型コロナの患者専門の病院で火災があり、少なくとも73人が死傷した。酸素タンクが爆発したという。
　イラクの首都・バグダッドの南東部にあるイブン・ハティーブ病院で24日、火災があった。ロイター通信によると、少なくとも27人が死亡、46人がけがをした。

　生存者の捜索と同時に、入院患者を他の病院に搬送する必要があることから、現場では大きな混乱が起きた。火災は集中治療室のある階で発生し、酸素を貯めておくタンクが何らかの理由で、爆発したという。この病院では、新型コロナの患者を専門に受け入れていて、犠牲者には患者が多く含まれているとみられている。

　政府機関の一つであるイラク人権委員会は、死者の数が30人から45人に上ると伝えている。
（ANNニュース）
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