(出典 www.news-postseven.com)

【話題】「自炊警察」が登場! 緊急事態宣言の時短要請で夕食難民を攻撃 

1 影のたけし軍団 ★ :2021/02/01(月) 11:50:13.02

「駅前にある飲食店を何軒も回ったのですが、どこもラストオーダーが終わっているか、満席で店に入れませんでした。
結局、その日はコンビニしか開いていなくて、おにぎりやサンドイッチ、カップ麺などで済ませました。
緊急事態宣言が明けるまで、偏った夕食になるね、と息子と話しています」


こう話すのは、埼玉県に住む会社員の古岡優子さん(仮名・44才)だ。フルタイムで働く彼女は、
以前は高校生の息子と仕事後に待ち合わせをし、飲食店で夕食を済ませることも多かった。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で20時までの時短営業となったいま、
仕事の後ではラストオーダーの時間に間に合わず、外食ができないという。


政府は1月7日に首都圏の1都3県に対し、緊急事態宣言を発出。
13日には愛知、大阪、福岡などが追加され、対象は11都府県へと拡大された。


それ以外にも、茨城や宮崎、沖縄などは県独自の緊急事態宣言を発出している。

今回の緊急事態宣言では要請を受け入れない飲食店を、政府が実名で公表できる。
そのため、大半の飲食店が要請に従っており、冒頭のシーンのような「夕食難民」が続出しているのだ。

女優の戸田恵子(63才)もその1人だ。

《品川駅で時短営業20時までのつばめkitchenに飛び込み、ハンバーグを食べようと思ってましたが……》
《なんと、19時ラストオーダーと言われました。軽い夕食難民です》


1月14日に、自身のブログでこう綴り、想定外の事態だったと明かしている。

一方で、「夕食難民」に冷ややかな目を向ける人もいる。

「自分で作って、食べる。これって人間の基本ですよね? 野菜を切って肉と炒めるぐらい、小学生でもできますよ。
飲食店が閉まっているくらいで不満を言うなんて、甘えているとしか思えない。そもそも、こんなに新型コロナの感染が拡大しているのに、
外で食事をとるなんてありえない! いまは自炊を徹底すべきだと思います」
(都内在住・55才・パート)

感染を避けるため、自炊を徹底するのは正しい。しかし、その正しさを盾に、自炊を周囲の人に強要するケースが増えているという。
そんな人たちは「自炊警察」と呼ばれている。彼らが非難するのは、飲食店での食事だけではない。

群馬県に住む、会社員の斎藤あや子さん(仮名・42才)は涙ながらにこう語る。

「週に1度、娘を塾に迎えに行っています。塾が終わるのは20時過ぎ。帰って食事を作り始めるとかなり遅い時間になってしまうので、
外で軽く食べて帰ることが多いんです。でも、最近は飲食店が開いていないので、スーパーでお総菜を買っています。

それを夫が義母に話したようで、『育ち盛りの子供にスーパーの総菜を食べさせるなんてありえない。母親失格だ』と説教の電話がかかってきたんです。
私だって、手作りがいいのはわかっていますよ。でも、時間も体力も限られているので、外食や総菜を取り入れないと無理なんです。
自分の主張を押しつける義母にも、何も考えずにペラペラ話す夫にも腹が立って、その日は眠れませんでした」


家の中に「自炊警察」がいるケースもある。

「夫はコロナ禍に入ってから在宅勤務なのに、『家事は専業主婦であるお前の仕事だ』と言って一切やらない。
腹が立ってコンビニ弁当を出したら、『丼ぶりとか、簡単なものもできないの?』なんて言いながら、あからさまに不機嫌になっていました。
彼は専業主婦は365日食事を作るべきだ、と思っているようです。私だって休みが欲しい。コロナが明けたら、離婚も視野に入れています」
(静岡県在住・56才・主婦)
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