(出典 pbs.twimg.com)
「違う、そういうことではない」。トラックドライバーの「SAPA飲食店を開けてくれ」に、国交省トップが「コンビニ利用」を促す無情さ 


1 記憶たどり。 ★ :2021/02/01(月) 12:46:20.06

https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotoaiki/20210201-00220140/

年明け間もなく、11都府県に発令された2回目の緊急事態宣言。これを受けて、当該都府県にある飲食店には、
一律20時までの時短営業が要請されているが、その裏で現在、物流を支えるトラックドライバーが夜に「食堂難民」と化している実態がある。


高速道路のサービスエリア・パーキングエリア(以下、SAPA)の飲食店もが時短営業をしているからだ。

24時間、道路の上で過ごす現場のトラックドライバーからは、「開けてほしい」の声。

そんな中、こうした彼らの訴えに対する赤羽一嘉国土交通大臣の発言が物議を醸している。

国交省トップが「コンビニ利用」を促す無情さ

長距離を走るトラックドライバーからは、緊急事態宣言発令直後から「SAPAの飲食店が20時で閉まっていて食事が取れない」という声が上がり始めていた。
その声が大きくなり始めると、先月19日の記者会見で、赤羽大臣はこのように発言したのだ。

「物流を支える長距離トラックのドライバーが高速道路を利用する際に、食べ物を購入したりシャワーを浴びられたりする場所を 提供することは大切だが、要請を受けて営業時間を午後8時までに短縮している飲食店があるのが現実だ」

「高速道路会社に対しては、午後8時以降も食べ物を購入できるコンビニなどの地点や営業時間を取りまとめて、 情報を広く公開するよう要請した。全日本トラック協会などを通じて、ドライバーの皆様へ広く情報提供できるようにしていきたい」

実際、全日本トラック協会やNEXCOのサイトには、現在、各飲食店の営業時間が事細かに案内されている。

しかし、現場のトラックドライバーからは、
「違う、そういうことではない」
「何もわかっていない」

といった怒りや呆れの声が上がっているのだ。

SAPA飲食店時短に世間の声は

このSAPAの飲食店時短問題については、これまでにも各媒体へ寄稿している。
その中で、この問題を知った読者からは

「SAPAは時短営業の対象外だと思っていた」
「どうしてエッセンシャルワーカーの邪魔をするんだ」
「夜寒い中頑張るトラックドライバーに温かい食事を食べさせてあげて」
「議員が会食で飲み食いしている酒や食事もトラックドライバーが運んでいる」


といったコメントが多く寄せられた。が、その一方、一部には赤羽大臣のように「コンビニがある」という声のほか、
「そのSAPAの飲食店が開いていなければ、他のサービスエリアに移動すればいい」、
さらには「予め買っておけばいいじゃないか」という意見も散見された。


「夕食だけでなく朝食も取れなかった」

社会インフラを支えるべく昼夜問わず走るトラックドライバーだが、彼らにとって時短営業で飲食店が閉まる「20時以降」こそ、
SAPAを利用する“ゴールデンタイム”だ。


荷主のほとんどが指定してくる「朝イチ(午前8時ごろ)」に向けて走っていることに加え、
0時から適用される高速道路料金の「深夜割」の存在や、4時間ごとに30分の休憩義務、
翌日業務までの8時間以上の休息義務という労基法上のルールもあるからだ。


先日、関東のSAPA数か所を回ってみると、やはり夕方から20時まではトラックの姿は少なく、閉店前の飲食店はむしろ一般客で混雑していた。

その後、20時を過ぎたころの海老名SA(東名高速道路上り)には、24時間営業だったフードコートがある2階部分に上がるも、
閉まったシャッター前を一周し、そそくさと下階へ降りていくトラックドライバーの姿が散見された。

山口県から千葉県へ向かう男性トラックドライバーに話を聞いたところ、「SAPA飲食店の時短営業は知っていたが、確認しに上がってみた。
緊急事態宣言以降、SAPAではずっと冷たいご飯やコンビニ飯が続いている」
とのことだった。

東京料金所手前にある港北PA(東名高速道路上り)は、全国の中でも最も混み合うSAPAの1つだが、現在食堂は20時で閉店。
元々この食堂は21時で閉まるが、併設されている24時間営業のコンビニもが0時で閉まるという。

午後10時半ごろに入った同コンビニの店頭には、品薄になったサンドイッチやおにぎり、即席めんが隙間を作っているだけで、
弁当なども置いてはいなかった。


※以下、全文はソースで。


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