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タレントのデヴィ夫人(83)が、とうとう自らの非を認め、謝罪した。7月18日、デヴィ夫人は自身のX(旧ツイッター)で、「非凡な才覚で何億何千万という人々を楽しませ、夢中にさせてきた」「被害を訴えている人々は国連まで巻き込んで、日本国の日本人として、そんな権利がどこに与えられていると思っているのか。あまりにも嘆かわしく、恥ずかしい」と、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を擁護し、被害者を非難する投稿を行なったが、世間の人たちからは激しい拒否反応が示された。
二度の会見を経て、スポンサー企業によるジャニーズタレントのCMの見直しが行われる中で、さすがのデヴィ夫人も風向きを読んだのか、10日、Xで「過日 私はジャニー喜多川氏について庇護する発言をXに表明致しましたが、様々な報道で私の全く知らない喜多川氏の愚行を知り、驚きと共におぞましく感じました」「以前の発言を撤回させていただくと共に、私の発言により傷ついた方、怒りを覚えた方に心より申し訳なく思います」と真摯に謝罪した。
■山下達郎はラジオ番組で「自分にとっていちばん大切なこと」を訴えた
そんなデヴィ夫人の謝罪をきっかけに、再び注目を集めているのが、ミュージシャンの山下達郎(70)の動向だ。
デヴィ夫人の発言と同時期の7月、山下は自身のラジオ番組でジャニー氏の性加害問題について、「本当にあったとすれば、もちろん許しがたいこと」と言いながら、「自分にとっていちばん大切なことはご縁とご恩」とジャニー氏への熱い想いを語り、「このような私の姿勢を忖度、あるいは長いものに巻かれている、と解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」と、リスナーを突き放すような物言いで締めくくった。
《山下達郎氏。彼は今は何を思い、沈黙を続けているのか。デヴィ夫人よりもずっと、山下氏が何を考えているのかを知りたい》
《山下氏は「憶測に基づく」と断罪したが、その後の行動に触れる機会はまだない。私はあの放送以来、サンデーソングブックの時間になるとラジオを切っている》
《山下達郎氏も過去の発言を取り消して、謝罪して欲しいと思います。「知らないことは罪である」と言う言葉もあります。山下氏の場合、知っていても知らないふりをしたのかもしれませんが》
このようにネットでは、いまだスルーを決め込む山下の今の真意を知りたいという声が散見される。
■クリスマス・イブをかけないで欲しい
「山下さんはデヴィ夫人とは違い、テレビに露出したりすることもなく、ファン相手のライブやリリースを定期的に行なっているので、謝罪せずとも仕事に影響はないと判断しているのでしょうか。元々のファンの中には山下さんが偏屈な発言をする人であるということを承知している人も多く、アルバムの売り上げも好調です。ただ、一般的なイメージを下げた面は否めず、もうすぐクリスマスシーズンに突入します。《街中やTVやラジオでクリスマス・イブをかけないで欲しい》《もうクリスマスにこの方の曲は聞きたくない》という声も一部で上がっていま
す」(音楽業界関係者)
音楽界の巨匠に、こうした声は届くのだろうか。