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【文春】鬼滅に完敗「小学生の憧れる人物」ランキングからスポーツ選手が消滅の理由


1 muffin ★ :2020/12/26(土) 19:45:52.32 ID:CAP_USER9.net

https://bunshun.jp/articles/-/42590

子どもたちの「憧れの人物」ランキングにスポーツ選手はいなかった。

ベネッセコーポレーションが2020年11月20日~23日にかけて、「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員7661人(女子5170人・男子2491人)にアンケートを実施。「憧れの人物」ランキングのトップ10に、人気アニメ『鬼滅の刃』の登場人物から7人もランクインしたことが話題になった。結果は以下の通りだ。

1位 竈門炭治郎(鬼滅の刃)618票 

2位 お母さん 393票
3位 胡蝶しのぶ(鬼滅の刃)315票

4位 先生 229票
5位 お父さん 171票

6位 冨岡義勇(鬼滅の刃)165票
7位 竈門禰豆子(鬼滅の刃)163票
8位 煉獄杏寿郎(鬼滅の刃)151票
9位 我妻善逸(鬼滅の刃)150票
10位 時透無一郎(鬼滅の刃)126票


1位の竈門炭治郎に次いでランクインした母は強し。お父さんは胡蝶しのぶにも先生にも負けて第5位って切ない……と思ったら、 アンケート対象は女子の方が2679人も多いので妥当な結果だろうか。憧れている理由の上位で共通しているのが「やさしい」。そして、「小学生が2020年に好きになったもの」アンケートでは、2位のゲーム589票に大差をつけての第1位は、やはり『鬼滅の刃』で2216票と圧倒的な強さ。

かつてこの手のアンケートはスポーツ選手の独壇場だった。昭和の長嶋・王の時代から、平成のイチローや本田圭佑まで、上位はその時代を代表するスポーツ選手が独占したものだ。それが令和2年は『気滅の刃』のひとり勝ち状態。

スポーツ選手が憧れの人物上位にいないのは、まだ社会情勢的にスポーツを楽しむ余裕がない、なんだかんだ巣ごもり生活に慣れてきたとか様々な理由が考えられる。なお、10月に進研ゼミ小学講座会員9914人に聞いた「コロナがはやる前と比べて、キミの生活はどう変わりましたか? 」アンケートでは、「読書やテレビ視聴の時間増加は約7割、ネットやゲームは約5割が増加、自宅学習の時間も約6割が増加」という結果が出ている。

子どもたちもコロナ禍で自宅で過ごす時間が急増し、一時的な“スポーツ離れ”が進みアニメやゲームがさらに身近な存在になった。2年前の2018年にベネッセが小学生4~6年生の男子に聞いた「なりたい職業」ランキングでは「1位サッカー選手、2位野球選手」だったのが、今年12月発表のなりたい職業アンケート結果は「1位ゲームクリエイター・プログラマー、2位ユーチューバー」である。

中略

そんな彼ら彼女らが生きるインドア派の新様式の日常から、最も遠くなったのが「スポーツ」なのではないだろうか。みんなで集まるクラブ活動とか、スタジアムでの試合観戦を自粛していた学校や家庭も多いだろう。スポーツに触れる機会が激減した今は、スポーツ選手に憧れる以前にリアリティがない。より日常に近い、タブレットで流れる『鬼滅の刃』の方がリアルだ。

 数か月後、もしくは数年後、我々の日常生活がコロナ禍前に戻る日が来るとして、果たしてその日常に“スポーツのリアル“は戻るのだろうか?

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