モデルナの新型コロナワクチンはファイザー製よりも2倍以上の抗体を産生することが明らかに

NO.9808624 2021/09/03 22:31
モデルナの新型コロナワクチンはファイザー製よりも2倍以上の抗体を産生することが明らかに
モデルナの新型コロナワクチンはファイザー製よりも2倍以上の抗体を産生することが明らかに
日本でもすでにスタートしている新型コロナウイルスワクチンの接種ですが、会場や主催者によって使用されるワクチンの種類は異なります。ベルギーで行われた新しいコホート研究では、新型コロナウイルスワクチンとして最も広く普及しているモデルナの「mRNA-1273」とファイザー・BioNTech SEの「BNT162b2」という2つを直接比較し、どちらがより効果的なワクチンかを調査しています。

モデルナの「mRNA-1273」とファイザー・BioNTech SEの「BNT162b2」は、どちらも有効率が90%以上の優れた新型コロナウイルスワクチンです。しかし、ワクチンの効果はこの有効率だけで測るのが難しいため、単純に比較するのが非常に難しいものです。そこで、研究チームは2つのワクチンを接種したあとの被験者の液性免疫を直接比較するという調査を実施。

調査ではベルギーの医療センターで働く1647人の医療従事者に対し、血中の免疫グロブリンレベルを調べるための抗SARS-CoV-2 S酵素免疫測定法を実施。なお、1647人の被験者のうち688人がモデルナの「mRNA-1273」を、959人がファイザー・BioNTech SEの「BNT162b2」を接種していました。検査はワクチン接種前と2回目のワクチン接種から6~10週間後という2度のタイミングで行われ、それぞれのタイミングで被験者の抗体価を調べています。

【日時】2021年09月01日 10:27
【ソース】GIGAZINE