コロナワクチン接種後1週間は激しい運動をしてはいけない 国内外で心臓障害の報告が

NO.9728742
 2021/08/07 22:29
コロナワクチン接種後1週間は激しい運動をしてはいけない 国内外で心臓障害の報告が
コロナワクチン接種後1週間は激しい運動をしてはいけない 国内外で心臓障害の報告が
「どのくらい経てば運動してもいいのでしょうか?」――。新型コロナワクチンの接種が進む中、医療機関ではこんな質問が増えているという。厚労省は「接種当日は激しい運動を控えるように」としているが、それで問題はないのか。東邦大学名誉教授で循環器専門医の東丸貴信氏に聞いた。

 7月上旬、中日ドラゴンズの木下雄介投手(27歳)がワクチン接種後に行ったトレーニング中に倒れ、治療が続けられていたが、今月3日に亡くなっていたことがわかった。接種から数日後、練習場でハードな運動をしているさなかに倒れて大学病院に搬送。心臓にトラブルが起こって脳にも影響が及び、人工呼吸器を外せない状態だったと「週刊新潮」で報じられていた。

 現時点ではワクチンとの因果関係はわかっていない。ただ、海外でもワクチン接種後に激しい運動をして倒れたケースが報告されている。シンガポールでは、6月27日にファイザー社製のワクチンを接種した16歳の男子生徒が、7月3日にスポーツジムで負荷の大きなトレーニングをしているさなか、心不全を起こして倒れたという。

 こちらもワクチンとの関連は検証中というが、ほかにもワクチン接種後に心臓障害を起こしたケースが12件報告されていて、そのうち7件が30歳以下の男性だった。これを受け、シンガポール保健省は「ワクチン接種後1週間は運動や激しい身体活動を避ける必要がある」と勧告した。それまで運動を控える期間は12~24時間としていたが、大幅に延長されたことになる。

 日本でも、ファイザー社製のワクチン接種後に心不全、虚血性心疾患、大動脈疾患、不整..
【日時】2021年08月07日
【ソース】日刊ゲンダイ