スーパーソニック、感染症対策徹底で開幕も一部観客は知らん顔「ぬれるのに不織布マスクとか着けない」
新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、千葉市が開催の延期などを求めている大規模音楽フェスティバル「スーパーソニック」(19日まで、千葉・ZOZOマリンスタジアム)が18日、開幕した。
会場の最寄り駅である海浜幕張駅からスタジアムまでの約1キロの道のりには、拡声機を持ったイベントスタッフが配置されていた。不織布マスクを着用しているスタッフは「マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保ってください。会話はお控えください」と注意喚起をしていた。会場に向かう観客が鼻までマスクを覆っていないと「正しいマスク着用をお願いします」と注意を徹底していた。
入場に伴う荷物検査では、不織布マスクをしているかもチェック対象になっており、ウレタンマスクや布マスクの来場者は、主催者側から不織布マスクを配布するという。会場内の密を避けるために、入場者数をしぼっていたためか、会場外で観客の長蛇の列ができていた。
ウレタンマスクを着用していた観客からは「来場の注意項目で見落としていたので、不織布マスク配布の対応はありがたいです」との声が上がる一方、「雨天でぬれるのに不織布マスクとか着けていられない。会場に入ったらまたウレタンマスクに変える」と、感染症対策に対して、どこ吹く風の観客もいた。
宮城県から来たという20代女性の大学生は「前日から友達と2人できた。台風の影響もあるので、まずはここまで来られてよかった」と一安心した様子。緊急事態宣言が施行されている中での公演については、「愛知県のフェスのこともあって不安もあるけど、お酒も出ないし、ワクチンも2回打ったから大丈夫かなと。今日は声を出せないけど楽しみたい」と会場へ向かった。
都内から来たという20代男性は「コロナや台風など、色々あるけど、病は気からと言うので、あまり気にしないことにしてます」とウレタンマスク越しに語った。新型コロナワクチンは未接種という。
同音楽祭は、千葉市が延期などを求めていたが、主催者側が感染防止策を徹底した上で予定通り開催する意向を示し、千葉市は後援を取り消しを決定していた。主催する「クリエイティブマンプロダクション」の担当者によると、チケットのキャンセルにより、実際の入場者は各日1万人を切る程度になる見込みという。
報知新聞社
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