1 爆笑ゴリラ ★ :2021/07/26(月) 06:08:04.18

7/26(月) 5:15配信
東スポWeb

試合に勝ちインタビューを受ける大坂なおみ

〝大坂五輪〟だ。東京五輪テニス金メダル候補の大坂なおみ(23=日清食品)が女子シングルス1回戦(25日)で鄭賽賽(中国)を6―1、6―4で撃破して五輪初勝利を挙げた。5月の全仏オープンでは「会見拒否」「うつ告白」で世界を巻き込んだ大騒動に発展。出場が危ぶまれる中、本人は母国開催の五輪に照準を合わせて入念に準備を進めていた。開会式では聖火リレー最終走者を務めて、名実ともに大会の主役に。日の丸を背負って表舞台に復帰するまでの「深層」を追った。

 センターコートに登場した大坂は全身が〝日の丸カラー〟。赤いウエアの胸元には日本の国旗がプリントされ、開会式と同様に髪は赤と白の編み込みで、ヘアバンドも赤と白というこだわりようだった。プレーも死角が見当たらない。持ち前の力強いショットで相手を翻弄し、全く寄せつけずに完勝した。

 だが、試合後のメディアルームはザワついた。果たして大坂はミックスゾーン(取材エリア)に現れるのか? 海外メディアの関心もその一点だった。なぜなら5月の全仏オープンで〝会見拒否騒動〟を起こしていたからだ。大坂は同大会前に「アスリートの心の健康状態が無視されている。自分を疑うような人の前には出たくない」と罰金覚悟で会見を拒否。世界中で賛否両論の大騒動となり、その後は大会を棄権して「うつ状態」にあることを告白していた。

 そのためミックスゾーンで待ち構える海外メディアは半信半疑。取材エリアは英語、日本語と対応ブースが区切られたが、そもそも立ち止まるかどうかも分からない。中継局のNHKスタッフにも緊張感が走った。そんな中、大坂はさっそうと現れ、驚くほど柔和な表情で「フレンチ(全仏オープン)からプレーしていなかったので少し緊張したけど、調子は良かった」と語りだした。

 自ら〝拒絶反応〟を示していた大勢のメディアに対しても「こうやって皆さまから質問を受けて、とてもハッピーです」と笑顔。全仏時とは別人のようにイキイキした姿に、関係者は「まるでハリウッド女優だ」と漏らしたほどだ。

 報道陣の心配は完全に杞憂に終わったが、ここに至るまでの「心の準備」は万全だった。うつ告白の後は米ロサンゼルスの自宅で休養。五輪出場が危ぶまれていた時期も周囲には「絶対に出る」と断言していたという。今年3月の段階で最終走者の依頼を受け、母国開催の開会式での大役に並々ならぬ意欲を燃やしていた。心身ともに「日の丸」に染まるため、聖火最終走者用のユニホームを事前に取り寄せ、それに合ったデザインのシューズまで製作していたという。

「ナイキのマークを消し、甲の部分に赤を入れました。日本への愛を誓い、あのセレモニーのためだけに作ったのです」(関係者)。ファンが五輪出場を不安視する中、実際には重要スポンサーの「スウッシュ」を隠し、頭から足元まで〝日本仕様〟に変えてスタンバイしていたのだ。

 すでに日本人の金メダリストは5人誕生しているが、主役の座は譲らない。東京五輪のすべてを〝ナオミ色〟に塗り替えるつもりのようだ。


(出典 amd-pctr.c.yimg.jp)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f54f167990a125671916f2a746a028aef6f0f53